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このブログについて~はじめに~

ビオトープとは?
教科書的に答えるなら,「bio(バイオ=生命,生物)とtopos(トポス=場所)の合成語で,生物の生息空間のこと」という答えになります。
世間一般では,”ビオトープ”というと,池と水草とちょっとした雑木がセットになった,小学校の校庭に作るような箱庭的な水辺空間をそのように呼ぶことが多いです。

しかし,本当の意味のビオトープはそうではありません。

生物が,その場所を必要として生息している空間は,すべてビオトープです。
琵琶湖のような大きな湖,知床半島や屋久島のような自然度の高い自然もビオトープです。
家の庭や町内の小さなため池,街のちょっとした雑木林も身近なビオトープです。
ちょっと田舎に行けば,小川,田んぼや用水路,神社の森,海,砂浜,裏山もビオトープです。

ビオトープの現状とは?
最近は,屋久島や知床半島などが世界遺産に登録され,原生自然や自然度の高いビオトープの貴重性が広く認識され,自然保護の機運が高まりつつあります。

一方で,自分の住んでいる身近なビオトープには,みな無関心です。
街中の小さな緑地は宅地造成のために潰されています。
街中を流れる川はコンクリートで固められて,ひどいところはフタをされて生物の生息空間として用を成さなくなったものも多くあります。
田んぼは潰されて大型ショッピングセンターが建てられています。

屋久島や知床半島は,それ自体とても貴重で大切なビオトープであることは間違いありません。
しかし,自然が年々少なくなる都市や市街地では,どこにでもあるようなちょっとしたビオトープが,実はとても重要な役割を果たしているのです。たった一つの雑木林やため池がなくなることで,その町からあっという間に生き物がいなくなってしまうことがあります。
そういう小さなビオトープの消滅が積み重なった結果が,メダカやゲンゴロウ,タガメ,ミノムシといった,かつて身近にたくさんいた生き物ががいなくなってしまった現況を生んでいるのです。

で,このブログの役目は?
昔は身の回りにたくさんの生き物がいました。
子供の遊び相手は,身の回りの虫や草や小動物でした。
身近な自然が少なくなった現在では,子供たちの関心は身の回りの自然には興味を示しません。
興味を示さなければ,知識も得られません。
興味も知識もなければ,なくなっても気付かないし,関心もありません。
身近な自然がなくなっても関心を示さなければ,故郷の自然は破壊され,気が付けば,自分の故郷が,人間とゴキブリとハエと蚊とネズミとカラスだけの町になってしまいます。

私は,自分の住む街の残された自然環境を少しでも守るため,また,少しでもよい方向へ自然環境を向上させるために,ビオトープを保全するためのプロである「ビオトープ管理士」という公的資格を取得しました。
しかし,思いもよらぬ病魔に冒され,仕事を通じて自分の目標を達成することは困難な現状となりました。
そこで,思いついたのが,開発にかかわる行政やコンサルタントや専門家・学者だけではなく,生き物やビオトープなんかに関心が無い一般の人に少しでも身近に生き物がいる暮らしのおもしろさや楽しさを知ってもらおう,ということでした。
そういう思いから,このブログを立ち上げました。

このブログでは,身近な自然や生き物のことについて,なるべく分かりやすく,できればおもしろいウンチクなどを中心に書いていこうと思います。
このブログを読んでもらうことで少しでも身近なビオトープや生き物に関心を持つひとが増え,身近なビオトープが守られる方向へ進む,ごくごく微力な手助けになればと願っています。

・・・とはいえ,私も決して専門の勉強をした人間ではありません。また,私の主張がすべて正しいとも思っていません。

お前の考えは間違っている!
そんな批判があれば,大歓迎で受け付けます。

病床の身なので,更新頻度はさほど多くないかもしれません,ひとりでも多くの人に読んでいただけると幸いです。

-2006.7.4 入院中の病室にて caridina-
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